まるっと、ソースをアップしておく。

ここにアップしたソースから、レンダラープロセスの頭の方に追加するのと、開くボタンをクリックした時の処理をあげとく。

import {remote} from "electron";
import * as fs from "fs";


const dialog = remote.dialog;
// ファイルオープンダイアログを表示する
dialog.showOpenDialog(remote.getCurrentWindow(), {
    filters:[
        { name: "Text File", extensions:["txt"]},
        { name: "All Files", extensions: ["*"]}
    ],
    properties: ["openFile"]
}, filePaths=>{
    if(filePaths.length != 0) {
        // ファイル読み込み
        fs.readFile(filePaths[0], { encoding:"utf-8"}, (err, data)=>{
            if(err) {
                alert(err);
            } else {
                this.setState({text:data});
            }
        });
    }
});

まず、import部分の説明。

dialogはメインプロセスでしか使えないのでremoteをインポートしてる。Electronでは、Node.jsのAPIが使用できるので、ファイルを読み込むためにfsをインポートしている。

クリックした時の処理。

dialog.showOpenDialogでファイルオープンダイアログを表示する。

第1引数は、親ウインドウを指定する。remote.getCurrentWindow()でレンダラープロセスで表示しているページのウインドウが取得できる。

第2引数は、ダイアログのオプションを指定する。
よく使いそうなのをピックアップして書いとく。詳細はドキュメントを見ればいいじゃんw

  • defaultPath:デフォルトのディレクトリ
  • filters:表示するや選択できるファイルの種類を配列で指定する。
filters:[
    { name: "Text File", extensions:["txt"]},
    { name: "All Files", extensions: ["*"]}
],
  • proprties:配列で使用する機能を指定する。
    • openFile:ファイル選択を可能にする。
    • openDirectory:ディレクトリ選択を可能にする。
      macOSの場合、openFile、openDirectoryの両方を指定すると、ファイルまたはディレクトリを選択できる。Windows、Linuxの場合はディレクトリのみ選択できる。
    • multiSelections:複数選択を可能にする。

第3引数は、コールバック関数。
選択したファイル名(フルパス)の配列が渡される関数を指定する。
上に載せたソースでは、Node.jsのfs.readFileを使って読み込んで最終的にTextAreaに設定している。(TextAreaに設定するあたりはRectを使っている)